Moka Yoshino

kahogo石鹸パッケージイラスト制作事例|コンペ採用作品の制作背景と世界観

本記事は、kahogo様の石鹸のパッケージイラストとして採用された制作事例と、その制作背景・コンセプトについてまとめたものです。

うさぎの絵が描かれた石鹸

 

kahogo石鹸パッケージイラスト制作事例について

 

過去に、kahogo石鹸第6弾のコンペにてイラストが採用され

実際の商品パッケージとして展開された制作があります。

 

この経験は、自分にとって「作品が個人の表現から、社会の中へと接続された瞬間」になりました。

 

それまでの作品は、自分の内側から生まれたとても個人的なものでしたが

この制作を通して、自分の絵が誰かの手に届き

さらにその先で誰かの生活の中に入っていくという実感を初めて持ちました。

 

 

自分が描いたものが、まだ出会ったことのない誰かの時間とつながっていく。

そのことがとても嬉しく

 

自分が大切にしてきた「幸せを循環させる」というモットーを

体現する経験にもなりました。

 

 

kahogo石鹸パッケージデザインの制作背景

 

 

kahogo石鹸は「音楽を楽しむように、アートが日常にある暮らし」をコンセプトとした

職人によって90日かけて熟成・手磨きで作られる枠練り洗顔石鹸です。

 

 

日用品でありながら、単なる機能性ではなく

「触れる時間そのものの心地よさ」が宿るプロダクトだと感じました。

 

その世界観に対して、どのようなビジュアルなら寄り添えるかを考えることから

制作が始まりました。

 

 

 

パッケージイラスト制作プロセスと表現意図

この作品は専用の描き下ろしではなく、自身の既存の作品をベースに構成しています。

 

制作では、色を一度に決めるのではなく

複数の色を重ねながら、指で広げたり

コラージュのように直感的に組み合わせていく方法を取りました。

 

 

その過程の中で、少しずつ絵の方向性が立ち上がってくるような制作でした。

 

夜空と月をモチーフにしながらも、単純な青と黄色に収めるのではなく

色の奥行きや揺らぎを残すことを意識しています。

 

 

何度も塗り重ねることで、偶然と必然のあいだのような質感が生まれていきました

 

作品のテーマとしているのは、物語を強く語ることではなく

「気配」や「あたたかみ、やさしさ」です。

 

今回は、自分の作品をコラージュし、色を重ねることで

繊細さと月のようなやさしさ、幻想的な空気感を表現しました。

 

強く主張するのではなく、見る人の日常に溶け込み

静かに残るような質感を意識しています。

 

コンペ採用理由の考察(kahogo石鹸との相性)

 

丸い石鹸という形状に対して、月やうさぎのモチーフが自然に馴染んだことが

ひとつの理由だったのではないかと感じています。

 

また、神秘性や繊細さを持った表現が

プロダクトの持つやさしい世界観と調和していたのではないかと考えています。

 

明確な狙いというよりも

作品の持つ空気感とプロダクトの方向性が自然に重なった結果だったように思います。

 

 

採用結果とパッケージ化された体験

採用の連絡をいただいたときは、心の底から嬉しい気持ちになりました。

 

そして実際にパッケージとして形になったものを手にしたとき

自分の作品とプロダクトが一体化しているように見え、強い手応えと実感を感じました。

 

 

現在の作品制作への影響

 

 

この経験を通して

「一目で何をしているかが伝わる構図」や「余白の使い方」「視線の整理」

といった要素を以前より意識するようになりました。

 

 

感覚的な表現を大切にしながらも、見る人にとって届きやすい形にすることの重要性を感じています。

 

 

現在の世界観とのつながり

 

この作品は、自分にとって現在も続く「旅するうさぎ」シリーズや月をモチーフとした表現の原点にもなっています。

 

月は見守る存在や神秘性の象徴として、自分の作品の中で重要な位置を持ち続けています。

この制作は、現在の世界観へと続くひとつの起点だったと感じています。

 

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